体重をかけると痛いので、やっぱり病院に行くことにしました。
駅前の新しいクリニックに炎天下、子ども二人連れて繰り出してみました。
着いてみたら、どうやら人気のところみたいで、かなりの混雑。
たくさんの人が待合室に並んで座っていて、受付に行くと、
「あと1時間はお待ちいただくと思いますが…」
とのこと。
「1時間後には午前の受付時間が終了するので、それまでに戻ってきてください」と言われたので、その1時間を、近くにある児童館で過ごすことにしました。
児童館で過ごしながら、足を動かしてみて、
うん?なんだか割と調子がいい。思ったより動くし、曲げても痛くない。
これは自然に治っていくのでは。
どうしよう、もう受診しなくてもいいかな。
あ、でもクリニックの診察券もまだ出来てないから、電話番号わからない。
そして1時間後になっても、遊びにきりがつかなそうな娘。
「まま、さっきの病院どうしようかなー」とひとりごちてみましたが、
娘は滑り台に夢中。そりゃそうだ。
結局、行くのか行かないのかも決められないうちに、1時間が経ち、
クリニックのほうから電話をいただいてしまいました。
「どうされましたか?」と聞かれて、
咄嗟に、「あ、えーと、子どもがちょっと。お約束の時間に伺うのが難しくなってしまって…。」
と答えていました。
「じゃ、いったんキャンセルしますね、もし午後に来られるようだったらお電話ください」と言われながら、
なぜ正直に私は、「痛みが治まってきたんで、行くのやめました」と言わなかったんだろうと思いました。
行かなくていいかどうかは、今の段階では、ホントはわからない。
でも、骨がどうかなってたら、歩けないくらい痛いしはずだし、もっとはれてると思う。だからたぶん大丈夫だと、素人判断でそう思っているだけ。
「行かなくてもやめました」と言ってしまうことで、勝手に判断する面倒な患者と思われたくなかった。
そして何より、「子どもが…」と言えば、いろいろ言わなくても相手は納得してくれると思った。そしてコミュニケーションを放棄した。
私の言ったことは、娘にもクリニックにも失礼だったし、子どもを持つ親たちにも失礼だったと思った。
これは方便のようで、方便じゃない…。
子どもを言い訳に、易きに流れること。
これが高じたら、「ママの足の具合の悪いのはあなたのせいなんだよ」とか言い出す母親の出来上がりじゃないか…。
なんでも子どものせいにする母親の入り口はこんなに近くにあったよ。
「ママが仕事を辞めたのは…」「ママが太ってるのは…」なんて、絶対に言いたくない;;でも、特に後者はほとんど言いかかってた。
馬鹿みたいだけど、
一日の中に、やりたいこと、やらなきゃいけないことを、私は一日ごとにちゃんと意識して、
子どもたちと過ごす日の中に、ちゃんと組み込もう。
そして、自分の判断で行かないことにしたんなら、ちゃんと、そのように言わなくちゃ。
考えと言葉と行動を一致させないと、そのうち私はおかしな人間になる。
気をつけよう。