知育とか、早期教育とか、ちょっと関心がありつつも、
なんだか我が家には合わない気がして、今のところ、そんなに積極的には取り入れてません。
たぶんその理由は、ぱっと思いつくところで3つくらいあります。
1.そんなにガッツリ勉強させる心積もりがない
2.子どもに合ってないかもしれない
3.親の負担が不安
この3つです。
たいした理由でもなさそうですが…、一応ひとつずつ書いてみます。
1.そんなにガッツリ勉強させる心積もりがない
いきなりですが、私自身が、どちらかといえば、しなくても(ある程度)勉強ができちゃったタイプでした。
自慢に聞こえたらすみません…。
でもぜんぜん自慢ではないんです。
うまくいえないのですが、地頭の回転が遅いわりに、テストの点は意外と悪くない、そんなタイプなんです。テストだけうまいことやれちゃう、みたいな。
(絶対に逆のタイプのほうがいいと思っています。。。)
かといって、じゃあテストがすごくできるか?というと、保育士試験の結果を見てわかるとおり、タカが知れてる、底のあさーいレベルです。
子どもには私みたいなタイプにならずに、テストでいい点が取れるよりも、生活に根ざした知恵をつけてほしいなあと願っていて、それと早期教育ってどう結びつくのかなあ…と考えては足踏みしていた結果、幼児の教育からはちょっと距離のある生活を送ってきました。
ただ、日本の学校で生活するにはある程度お勉強ができたほうが生きていきやすいのかな、という思いはあって、ちょっと複雑な気持ちはします。
いろんな思いはあるにせよ、結論をざっくり言えば、私も夫も、幼少期はとにかく遊んでほしいと願っていて、まあお勉強はそこそこでいいかな、という感じです。
2.子どもに合ってないかもしれない
一日に3回でも公園に行きたがる娘。プリンセス遊びが好きな娘。
とにかく外に出かけたり、体を動かしたりするのが楽しそう。
お勉強を始めるのは、今じゃないかも?そんな「今」が、これまでのところ、ずっと続いてきていました。
早期教育、今がはじめ時?と思った瞬間は、一度も訪れず、今に至ります。
3.親の負担が不安
教育関係の仕事に就いていた私ですが、人のやる気スイッチを探り当てて、バッチーンとONにすることができるようなスキルはなく^^;ましてや自分の子どもとなると。
子どもの気分はいろいろに変わるし、自分もいつも機嫌よくお勉強の相手をできる気力や余裕があるわけでもなく。
新しくお勉強を導入することになって、私の負担がこれ以上増えるのは避けたい…と思っていました(わりと、今も^^;)。
家庭学習、なかなかできることではないですよ!
家庭学習の習慣がついているご家庭は、すごいことだと思います!
いちおう4月から、こどもちゃれんじに入会したものの、お勉強させたいというよりは、ちょっとでも子ども2人育児に余裕を持たせたい!と思ったというほうが強いです。
何だか、自分が楽したい気持ちばっかりのようです。お恥ずかしい。
でも自分の使えるリソース(主に体力、気力)も有限なので、
今は、教育系に頑張るよりは、外で遊びたい気持ちを優先して、公園や児童館に連れて行くほうに自分のパワーを使った方がいいかな、と思っていました。
そんなわけで、早期教育、うーん…。と思いながら、毎日が過ぎていきました。
でも、あるときふっと立ち寄った本屋で、
何かドリルみたいなのやらせてみようかな、と思いました。
それほど長い時間検討したわけではないのですが、
いくつか見てみて、これなら私×娘のペアでもやれるかも?と、選んだのがこちら。
私が取り組ませやすそう!
娘が食いつきそう!
と思ったことから、こちらにしました。
このドリル、「ひらがな」、というわりに、出てくるのは、この10文字だけ。
鉛筆をもち、一筆書きの直線から始まって、
カーブ、そしてくるんと円が書けるようになることと、
ひらがなの中でも特に簡単な10文字を書けるようになることを、
繰り返して習得させるもののようです。
ドリルの冒頭にも、
まずは線の練習
たて、よこ、ななめなどの基本の線を引く練習です。楽しみながら基本運筆力をつけます。
↓
次に書きやすい文字から練習
一筆で書ける、書きやすいひらがな10文字を書きます。
線の練習からはじめて、じょじょにひらがなの形に近づけていきます。
運筆力を伸ばしながら、無理なく楽しくひらがなを覚えます。
↓
さいごに10文字をまとめて練習
本書で練習した10文字を、まとめて書きます。太い道のなぞりから、点線のなぞりへと、少しずつ難しくなる構成で、書きの力を定着させます。
とありました。
ひらがなのドリルなんだから、「あいうえお」からやるのかと思っていました。
このドリルのなかには、「あ」、登場すらしない(笑)
そりゃそうか…。「あ」って、激ムズですよね。^^;
「あ」から始まらないのは、もはや常識ですか?
私の小学校のときの最初のひらがなのテキストは、ばっちり「あ」から始まっていた記憶があります。
娘には「これから毎日ちょっとずつままとお勉強してみる?」
と誘ってみました。
そしたら、おねえさん心をくすぐったようで、
食いつきがとてもよく。
わが子が机に向かってドリルをやってる姿なんてまったく想像もできなかったけど。
意外と様になってた。
この写真を、日ごろ娘の成長を一緒に見守ってくれている私の姉に送ったら、
使ってみて~、とこれをくれました。
姉は近所の文房具屋で見つけてきてくれたみたいですが、
アマゾンにも扱いがありました。
さっそく、使わせてみたところ。
ちょっと上のほうを持っちゃっている気がしますが、
使いやすそうです。
プリントは「へ」の文字の練習をしているところ。
娘はぜんぜん「へ」の練習と思ってはいないです(笑)
こんな感じで、ゆるゆると我が家の”お勉強習慣”が動き出しました。
新たな負担が増えるのは、私には無理!と思っていましたが、
意外とそういうことは感じていません。
娘と私との間に新たなメディアが入ってきたというか、
新たなチャンネルができたというか。
ちょっと目新しい時間が作られたというか。
息子にはまだできないことを、私と娘との間だけでやるので、特別な時間みたいに感じるみたいです。
また、私にとっては、娘をほめるきっかけにもなります。
ほんとーに簡単なプリントですが、
「お、すごいじゃーん!」「じょうずー!」「え、もう書けたのー!早いー!」「ここ難しいのに、きれいに書けてるー!」
とか、いろんなほめ言葉をさがして連発(笑)。
生活していると、なかなかこんな風に連続してほめる時間というのも取れないので、
新鮮で面白いです。
ちなみにですが、早期教育については、
内田伸子先生の研究が興味深いと思っています。
こちらに、しつけと学力の話のインタビュー記事が載っていて、
参考になりました。
「経済格差は子どもの学力に影響する」の本当の理由 ー 内田伸子教授インタビュー前半 | ママスタセレクト
この記事を読んで、
今やっているドリルは、ひらがなをマスターするという目標よりも、
娘はもちろん、自分自身ものびのびと、娘の学びに関わっていくための練習なんだと位置づけていこう、と気持ちを新たにしました。
まだ数日、始めたばかり。
その日のペースで、一日数枚やってみたり、1枚だけでやめたり。
おじいちゃんが遊びに来てくれた日は、私も娘も二人そろって忘れてしまったりも。^^;
まだまだ「習慣」というのは遠いと思うのですが、
娘が面白がって取り組めて、それから私にも負担でなくて(やっぱりここ大事)、たくさんほめる時間にするような気持ちで、時間を作っていけたらいいなと思っています。