今お世話になっている産院に通うようになって、ほぼ1年が経ちます。
1年の間に既に2回も入院したこともあり、何だかすっかり通いなれた場所になりました。
総合病院ではありませんが、割と規模の大きめの病院であることもあり、患者さんがいつも多くいて混雑していることもあって、医師とのやりとりは最低限なのですが、
たくさんの看護師さん、助産師さん、技師さんがいて、こちらのスタッフの方たちとはいろいろお話をする機会があります。
個人的には、医師が淡泊だったり、つっけんどんに聞こえたりするのは、それほどには気にならないタイプです。
でも、看護師さんや助産師さんにきついこと言われたりすると、途端にどよーんと落ち込みますし、逆にやさしくしてもらえると、ぐっと気持ちが晴れたりします。
幸いなことに、この産院ではほんとにスタッフが丁寧なので、行くたびに安心して帰ることができています。
看護師さんや助産師さんの言葉はすごく重く響くんですよね。
その中でも、忘れられないことが3つほどあります。
1つ目は、
流産となった前回の妊娠時、検診で、胎芽の発達が確認できず、
別室に連れられて行って、流産手術の説明を受けた時のことです。
あれよあれよの展開で、明日入院、ということになって、
説明の合間に、思わず涙ぐんでしまった私に、助産師さんが、
「…今日は実は(流産にともなう手術の説明)3人目でね。あんまり皆さん表に出さないから、わからないんだけどね。」と、ぽろりと。
産科っておなかの大きい方が多いから、みんな幸せそう、順調そう、に見えるけど、
家庭や仕事や健康面。みんないろんな事情があるはずだし、不安、心配事を抱える人も多いだろうと思います。
自分だけがつらい、と思ってしまうことは、多々あるけれど、実はそうじゃなくて、自分以外にも流産の手術を受けるために来院している人もいるんだ、と気づかせてくれたことはとてもありがたかったです。
2つ目は、
この間のプレママクラスで、助産師さんがおっしゃっていた、
「上の子にとって、下の子ができるということは、(夫に)愛人ができるくらいの衝撃のようです」
ということば…!
不倫騒動の多い今年の芸能ニュース。そのたびに、言いようのない気持ちになりますが、
そ、そうなのか。愛人か。それは衝撃だ。
よく、”上の子はお姉ちゃん(お兄ちゃん)にしてほしいと頼んだわけじゃない”
と言いますよね…。
「上の子」「ケア」で検索するとたくさんのページがヒットします。
【育児】二人目を出産した時の上の子へのケア - NAVER まとめ
二人目出産後の育児が上手くいく!上の子に寄り添った接し方 | MARCH(マーチ)
”愛人”という表現が適切かどうかはさておき、
最近の娘を見ていると、急にお姉さんになったかと思うと赤ちゃんの部分もあり、何だか不安定で振り幅が大きくて、荒れてる?と思わせるような感じもあります。
赤ちゃんが来ることを「生まれたらやさしく抱っこしてあげる」なんて言って嬉しがらせを言うけれど、我慢しているんだろうなと感じることもあり…。
長い目で見れば、きょうだいが生まれることは、娘の人生にとって、ひとり味方が増えることだと私は信じています。
でも今それを娘にわかってもらうのは難しいことなのかもしれない。
今に至るまで娘は、両親、双方の祖父母、すべての注目を集めていたのだもんね。
”お姉ちゃんなんだから我慢しなさい”って言いたくなること、これから出てくると思うけど…、
娘の衝撃、不安や孤独をわかってあげられるようにしないとな。と思いました。
3つ目は、
この間の健診のときの、エコー技師さんのことば。
おなかの赤ちゃんの心臓の血流を見てくださったのですが、
「きれいですね~」と言ってくれたのがとても印象的でした。
いつでも健診のときは、赤ちゃんの発育のことでドキドキびくびくしている自分がいます。
そんな風にポジティブな言葉をかけてもらえるとうれしくなります。
以上、
とりとめもないのですが、産院で聞いた、覚えていたいなと思ったことばでした。